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聖火ランナーを辞退した芸能人一覧!誰がなぜ辞退したのか理由と走行場所まとめ【東京五輪】

 

各方面で連日様々な波紋を呼んでいる、2021年夏に開催予定の東京オリンピック

 

そのオリンピックを象徴する一つである聖火ランナーについて、選ばれていた芸能人・著名人の辞退者が相次いでいることが話題を呼んでいます。

 

今回は一体誰がどのような理由で辞退をしているのか、詳しく調べていきます。

Contents

聖火ランナーを辞退した芸能人一覧とその理由、走行場所まとめ

本来は2020年夏に開催予定だった東京オリンピックですが、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を受け2021年夏に開催が延期されました。

 

この東京オリンピックへ向け都内を中心に様々な大型施設の建設・改修などが急ピッチで行われ、その代表的なもののひとつとして新国立競技場が挙げられます。

現在ではよく聞くようになった「時差出勤」も、当初はこの東京オリンピックへ向けた混雑防止のための取り組みのひとつだったことは記憶に新しいですよね。

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元々コロナが一向に収束せず東京オリンピックの開催が危ぶまれていた中、森喜朗前会長の問題発言が更に追い打ちをかける形となりボランティアスタッフだけでなく聖火ランナーの辞退者も相次ぐという前代未聞の事態となりました。

二度目の自国開催という本来名誉ある立場であるはずの聖火ランナーですが、一体どのような理由で辞退をしているのでしょうか。

 

早速、気になる内容についてチェックしていきましょう。

田村淳(お笑い芸人) / 愛知県犬山市

有名人・著名人の中でまず聖火ランナー辞退の声を挙げたのがお笑い芸人・ロンドンブーツ1号2号でおなじみの田村淳(たむらあつし)さんです。

 

オリンピック委員会の「コロナがどのような状況であってもオリンピックは必ず開催する!」という強行姿勢が、田村淳さんにとっては納得できなかった大きな辞退理由となっています。

たしかに抜本的なコロナ対応策が何も確立されていない中、オリンピックを開催することだけに注力した結果感染が爆発してしまっては元も子もない話ですよね。

 

愛知県犬山市を走行予定だった田村淳さん、犬山市もその意思を尊重しまた何か犬山で面白いコラボを行う予定とのことです。

 

藤井聡太二冠(棋士) / 愛知県瀬戸市

2016年に史上最年少でプロ入りし、最近では将棋へ集中するために卒業まであと少しだった高校を中退したことでも話題となった藤井聡太(ふじいそうた)二冠

 

高校を中退するほど多忙を極める藤井聡太二冠は、聖火ランナーに選ばれた2019年はまだ無冠の状態でした。

「タイトルを2つ(王位・棋聖)獲ったこともあり、今以上に将棋に向き合うことが大事だと考えた」という理由で、オリンピック開催までの見通しが立たない中での辞退となります。

 

走行予定だった愛知県瀬戸市は藤井聡太二冠の地元ということもあり、この辞退については全国ニュースとして大きく報道されました。

 

五木ひろし(歌手) / 福井県高浜町

大御所歌手としておなじみ、福井県高浜町を走行予定だった美浜町出身の五木ひろしさん。

 

コロナの影響は多方面に及んでいますが、五木ひろしさんは「公演が延期となり日程が後ろ倒しになった影響」というスケジュールの都合により辞退をしました。

五木ひろしさんの後任ランナーは若狭町出身・元バレーボール選手の荻野正二(おぎのまさじ)さんに決定しています。

 

五木ひろしさんは2021年で73歳、まずはお体を大切に過ごしていただきたいですね。

 

常盤貴子(俳優) / 石川県七尾市

数々のドラマや映画に出演している、石川県七尾市を走行予定だった人気俳優の常盤貴子(ときわたかこ)さん。

 

能登半島が舞台のNHKの連続テレビ小説「まれ」に出演するなど石川県と縁があった常盤貴子さんですが、こちらも「スケジュールの都合」により辞退となりました。

後任は俳優の若村麻由美(わかむらまゆみ)さんが務めることが決定しており、若村麻由美さん自身も石川県とは何かと縁があるそうです。

 

既に2020年夏には辞退の申し出をしていたという常盤貴子さん、ここでもコロナによる影響の大きさが感じられます。

玉城ティナ(俳優) / 沖縄県浦添市

俳優やモデルとして活躍している、沖縄県浦添市を走行予定だった沖縄市出身の玉城ティナさん。

 

2021年2月に、「スケジュールの都合」により辞退をしています。

戦後から1972年までアメリカの統治下にあった沖縄県ですが、「本土復帰後初」となる県内出身者の聖火ランナーという貴重な立ち位置でした。

 

走行予定日が当初よりも前倒しとなったことにより都合がつかなくなったとのことですから、こちらも仕方のないことのようです。

 

斎藤工(俳優) / 福島県南相馬市

「復興五輪」という言葉を象徴する場所のひとつである福島県南相馬市を走行予定だった、俳優の斎藤工(さいとうたくみ)さん。

 

人気俳優であり多忙を極める斎藤工さんも、先の方々と同じく「スケジュールの都合」により辞退となりました。

有名人・著名人が聖火ランナーとして走ることで沿道観客の密集が懸念されている中、もし斎藤工さんが実際に走る場合であっても確実に「密」を避けるにはかなり苦慮してしまいそうですよね。

 

現在のところ後任ランナーは決定しておらず、追って発表されるそうです。

 

阿部真央(歌手) / 大分県大分市

シンガー・ソングライターとして活躍している、大分県大分市を走行予定だった同市出身の阿部真央(あべまお)さん。

 

阿部真央さんも「スケジュールの都合」により、聖火ランナーを辞退することが発表されました。

後任ランナーは大分市の41歳女性に決定しており、生まれ故郷を聖火ランナーとして走る阿部真央さんをひと目見たかったというファンにとっては残念なお知らせとなりました。

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私生活ではシングルマザーとして子育てをしている阿部真央さん、また地元の大分市とコラボを行う日が訪れることを願って止みません。

まとめ

「ドミノ倒し」とも呼ばれている、今回の有名人・著名人の相次ぐ聖火ランナー辞退騒動。

既にコロナが流行し始め東京オリンピックの延期が決定した2020年の早い段階で辞退を申し出ている方も多数おり、その背景には様々な事情があることが分かりました。

2021年開催予定の東京オリンピック、一体どうなっていくのでしょうか。