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東京名物のひとつ、人形焼
東京の、特に下町の観光地で見かけることが多い人形焼。
浅草の仲見世通りではいくつもの人形焼店を見かける機会が多いため、
てっきり「浅草発祥?」という印象をもってしまいますが
実は名物ではありますが、発祥の地という訳ではないんです。
そもそも、なぜ「人形」焼なんでしょう。
人形を焼いていた…?いやいや、そんな訳ないですよね。
その謎は、東京の下町のひとつ「人形町」に答えがあります。
水天宮のすぐ近く!風情のある下町エリア
安産祈願の神社として有名な水天宮のあるエリア、人形町。
JR東京駅や日本橋から歩いて向かうこともできますし、
人形町のすぐ隣お隣に浜町というところがあります。
この浜町も含めると、
都営浅草線と新宿線、東京メトロ日比谷線と半蔵門線の4線が利用可能です。
この他に路線バスもありますので、アクセスの良さは申し分ありません。
すぐ近くには兜町の東京証券取引所もあり、観光地としてもオススメ!
JR東京駅や日本橋周辺のような華やかな街並みと比べると、
浅草界隈とはまた少し異なる下町らしさが漂います。
そのため老舗の店舗や、個人商店もちらほら。
人形町というと、明治座へ抜ける「甘酒横丁」という有名な通りがありますが、
今回の本題である人形焼はまさにこの人形町で生まれたのです。
あんこがぎっしり!焼き立てを食べてみよう!
今回伺ったのは創業100年を超える「重盛永信堂」さんです。
水天宮の交差点の真向かいで、大きな看板が出ているので遠目でもすぐに分かりますよ♪
絶えずお客さんがやってくる人気店です。
実際にこの店内で職人さんが一生懸命人形焼を作っているので、
この画像の真正面のショーケースから遠目でその様子を見ることができます。
標準の人形焼はこしあんで七福神の顔を模したものですが、今回はつぶあんをチョイス!
「つぼ焼」という名前のとおり、つぼの形をしています。
お店によって異なりますが、こちらは皮よりもあんこの比率がとんでもなく
「あくまでも薄皮、あんこが主役!」という位ぎっりり重いです。
そして、予想以上に大きくてびっくり!1つでも十分満腹感を得られます。
焼き立てを販売しているので、
極力当日中に食べないと味が落ちてしまうため注意してくださいね。
工場で作られているものは一ヶ月程度保ってしまうものがほとんどですが、
このように足がはやいのもその場で作っているからこそ。
大正時代にこの人形町で修行した職人が浅草で始め、
そこから浅草でも人形焼がどんどん広がっていきました。
戦時中には戦車や大砲を模したものであったり、中のあんこを入れないものもあったとか。
あんこを入れず生地だけで焼いたものは今でも購入することはできますので、
あんこがあまり得意でない場合はこちらもオススメです!
人形焼を片手に人形町をぶらり、なんていかがでしょうか♪